足を引きずる状態が続く、股関節や太もも、ときには膝を痛がる。ペルテス病でみられることがあります。痛みが強くない場合もあるため、歩き方の変化が続くときは長く様子をみずにご相談ください。
股関節の骨に起こる病気です
股関節にある太ももの骨の丸い先端を「大腿骨頭」といいます。ペルテス病では、この部分への血流が悪くなり、骨が弱くなります。骨が修復される過程で変形することがあるため、形や動きを守りながら経過を確認することが大切です。
幼児期から小学校の時期にみられ、男の子に多い病気です。血流が悪くなる詳しい原因は、十分に解明されていません。AAOS OrthoInfo:Perthes Disease
膝だけが痛いと言うこともあります
股関節の病気でも、痛みを太ももや膝に感じることがあります。膝に痛みがあっても股関節を調べるのは、このためです。
足を引きずる、走り方が変わる、股関節が動かしづらい、といった様子が手がかりになります。痛みをほとんど訴えず、歩き方の変化だけが目立つ場合もあります。神奈川県立こども医療センター:ペルテス病
検査が一度で終わらない場合があります
診察で歩き方や股関節の動きを確認し、レントゲンで骨の状態を調べます。初期はレントゲンで変化が分かりにくい場合があり、症状や経過に応じてMRIや再検査を検討します。
単純性股関節炎と症状が似る場合もあります。最初の検査だけで自己判断せず、足の引きずりや痛みが続くことを医師に伝えてください。神奈川県立こども医療センター:ペルテス病
治療は年齢や骨の状態で変わります
治療では、痛みを抑え、股関節の動きや骨頭の形をできるだけ保つことを目指します。年齢、病気の段階、骨の変化の範囲などを踏まえ、活動の調整、リハビリテーション、装具、手術などを選びます。
治療・経過観察は年単位になることがあります。骨の形が残ると将来の股関節の問題につながる場合もあり、痛みがなくなったことだけで治療終了とは判断しません。専門医と方針を確認しながら進めます。AAOS OrthoInfo:Perthes Disease
家庭での注意と受診の目安
痛む状態で走ったり跳んだりすることを無理に続けないでください。歩行や体重をかける範囲、体育への参加は担当医に確認します。自己流で脚を強く開くストレッチは行わないでください。
続く足の引きずりは、痛みが軽くても先延ばしにせずご相談ください。
急な症状がある場合は、本日中を目安に医療機関へご相談ください。
特に、歩けない・足に体重をかけられない、発熱を伴う強い痛み、ぐったりしている場合などは、できるだけ早く医療機関へご相談ください。
診療時間外は救急外来などへの相談をご検討ください。
よくある質問
何歳ごろに多い病気ですか?
資料によって幅がありますが、主に4〜10歳ごろの子どもにみられます。年齢に当てはまるかだけで、診断や受診の必要性は決められません。神奈川県立こども医療センター:ペルテス病 AAOS OrthoInfo:Perthes Disease
膝のレントゲンだけで分かりますか?
股関節に起こる病気なので、膝だけの評価では分からないことがあります。痛みの場所に加えて歩き方や股関節も診察し、必要な部位を検査します。
スポーツはいつから再開できますか?
骨の状態と治療段階で異なります。痛みがなくても骨の修復途中の場合があるため、専門医と再開時期を相談してください。
必ず手術が必要ですか?
必ずではありません。年齢や骨頭の変化、股関節の動きなどで治療が異なります。個別の施設の治療例を、そのままお子さまの予定と考えないでください。
桜台わいわい整形外科でのご相談
伊丹市の桜台わいわい整形外科では、小児の整形外科症状を診察しています。症状や診察の結果から必要な検査を検討し、専門的な評価・治療が必要な場合は専門医療機関をご紹介します。
痛みが軽くても、足の引きずりが続く場合はご相談ください。
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