骨粗しょう症の検査・治療

骨の健康を守り、骨折を防ぐために。骨粗しょう症の検査から、毎日の予防、治療の続け方までご案内します。

骨粗しょう症について医師が弱った骨から元気な骨への変化を説明するイラスト

骨粗しょう症とは?

骨の強さが低下し、少しの衝撃でも骨折しやすくなる病気です。腰の骨や太ももの付け根の骨折は、歩行や日常生活に大きく影響することがあります。

腰椎圧迫骨折と大腿骨近位部骨折のイラスト

高齢の方や閉経後の女性に多く、骨折するまで気づかないこともあります。身長の低下や背中・腰の痛みがみられる場合もありますが、症状だけで診断はできません。

骨粗しょう症の検査

当院では、少量のX線で腰椎や大腿骨の骨密度を測るDEXA法(デキサ法)を行っています。骨密度の変化を確認し、治療の経過をみる際にも役立てます。

当院で骨密度検査に使用するDEXA装置
当院の骨密度検査装置(DEXA)

検査の必要性や結果は、年齢、骨折歴、ほかの病気、使用中のお薬などを含めて判断します。骨の強さには骨の質も関係するため、骨密度の数値だけですべての骨折リスクがわかるわけではありません。

閉経後の方、骨折したことがある方、骨に影響する病気やお薬の使用がある方などは、診察でご相談ください。

骨粗しょう症の予防

毎日の運動・食事・適度な日光浴を大切にしましょう。無理のないウォーキングや筋力トレーニングは、骨や筋力の維持、転倒予防につながります。

カルシウムを含む牛乳とチーズ、ビタミンDを含むしいたけと鮭、日光を浴びながら歩く人

カルシウムは骨の材料となり、ビタミンDはその吸収を助けます。乳製品や小魚、青菜、鮭や干ししいたけなどを取り入れ、バランスのよい食事を心がけましょう。飲酒やカフェインのとりすぎは控えましょう。

日光浴は適度に行い、浴びすぎには注意しましょう。運動の量や内容は、体調や足腰の状態に合わせてください。

骨粗しょう症の治療

生活面の見直しに加え、飲み薬や注射薬などを使う場合があります。骨折リスク、ほかの病気、服薬状況に合わせて治療を選びます。

  • 骨が壊される働きを抑える薬:ビスホスホネート製剤、SERM、デノスマブなど
  • 骨をつくる働きを促す薬:副甲状腺ホルモン製剤(PTH)など
  • 両方に働きかける薬:ロモソズマブ
  • 栄養面を補う薬:ビタミンD製剤

使い方や治療期間はお薬によって異なります。治療後も体調や骨密度、骨折の有無などを確認します。自己判断でお薬を中断せず、気になることは診察時にご相談ください。

骨密度が気になる方へ

検査を受けた方がよいか迷っている方も、診察でご相談ください。一人ひとりの状態に合わせて、検査や治療をご案内します。当日、予約なしでも受診できます。当院は予約優先制です。