手を引いた後などに、子どもが片方の腕を下げたまま動かさなくなることがあります。肘内障が関係する場合もありますが、骨折などでも似た様子になります。自宅で腕を戻そうとせず、診察を受けてください。
まずは、受診の相談を
急に腕を使わなくなった場合は、本日中を目安に医療機関へご相談ください。強い痛みや腫れ、明らかな変形、発熱、ぐったりしている様子がある場合は、できるだけ早くご相談ください。診療時間外は救急外来などへの相談をご検討ください。
明らかな変形に加え手が冷たい・白いなどの場合は、すぐに救急の受診をご検討ください。重い事故や呼びかけへの反応が悪い場合などは119へ連絡してください。
肘内障とは
肘の近くで、前腕の骨を支える靱帯と骨の位置関係がずれ、腕を動かしにくくなる状態です。主に5歳以下の小さなお子さまにみられます。腕を引かれたことがきっかけになる一方、保護者に思い当たる出来事がないこともあります。日本整形外科学会:肘内障 Royal Children’s Hospital:Pulled elbow
骨折などを確認したい症状
転倒・転落・ぶつけた後の症状、強い痛み、腫れ、変形、触れた部分を強く痛がる様子がある場合は、肘内障だけでは説明できないことがあります。
肘ではなく手首や肩のあたりを気にすることもあるため、「ここが原因」と家庭で決めないでください。強く押して痛む場所を探す必要はありません。Royal Children’s Hospital:Pulled elbow
診察と治療
起きたときの状況と腕の状態を確認します。骨折などが疑われる場合には、レントゲン検査を行うことがあります。
肘内障と診断された場合は、医療者が整復という処置で位置関係を戻します。処置後は、痛みや腕の使い方が改善しているかを確認します。使わない状態が続く場合は、原因を改めて評価します。日本整形外科学会:肘内障 Royal Children’s Hospital:Pulled elbow
受診までに気をつけること
お子さまが楽にしている位置で腕を支えてください。無理に曲げ伸ばししたり、ひねったり、手を引いて動きを試したりしないでください。以前と同じように見えても、自宅で整復することは避けます。
よくある質問
引っ張っていないのに起こることはありますか?
あります。引っ張られた出来事が確認できない例もあります。ただし、その情報だけで肘内障と判断はできません。
毎回レントゲンを撮りますか?
すべての例で必要とは限りません。けがの状況や腫れ、痛みの場所、診察・処置後の経過から、必要性を判断します。
繰り返すことはありますか?
繰り返すことがあります。手や手首だけを持って体を持ち上げたり、急に強く引いたりしないよう注意してください。再び腕を使わなくなった場合も、受診して確認します。日本整形外科学会:肘内障
処置後は、いつもどおり腕を使えますか?
診察で改善が確認できれば、普段の使い方に戻れることが多いです。使わない状態や痛みが残る場合は、担当医の指示に従い再評価を受けてください。
桜台わいわい整形外科でのご相談
伊丹市の桜台わいわい整形外科では、小児の整形外科症状を診察しています。症状や診察の結果から必要な検査を検討し、専門的な評価・治療が必要な場合は専門医療機関をご紹介します。
急に腕を使わなくなった場合は本日中を目安にご相談ください。
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