脂質異常症

「健康診断で、今年もコレステロールの数値が高かったわ。でも、他は大丈夫だったからそのままにしているの。」

 脂質異常症自体は自覚症状がなく、健康診断で見つかることがほとんどです。症状もないので放置している方、いらっしゃいませんか?

どんな人が脂質異常症かというと、

LDLコレステロール 140mg/dL以上(120~139mg/dLの人は境界域)

HDLコレステロール 40 mg/dL未満

トリグリセライド 150 mg/dL以上

このような状態を長く放置すると、血管の壁にコレステロールがたまって、塊(プラーク)になり、血管の壁も硬くなっていきます。(動脈硬化)

その塊が破裂して血栓ができると、心筋梗塞や脳梗塞を起こすことになります。

血管のアンチエイジングの為、ぜひ治療を開始してください。

脂質異常症の治療

治療は以下の三本柱!!

  1. 食事療法
  2. 運動療法
  3. 薬物療法

脂質の管理目標値

LDLコレステロール
 低リスク患者160bmg/dL未満
 中リスク患者140mg/dL未満
 高リスク患者120mg/dL未満

心筋梗塞や血栓性脳梗塞の既往がある人100mg/dL未満)

トリグリセリド150mg/dL未満

HDLコレステロール40mg/dL以上

(日本動脈硬化学会(編):動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版. 日本動脈硬化学会, 2022)

ここでいう、低リスク、中リスク、高リスクとは、年齢、喫煙、高血圧、糖尿病などの危険因子を基に、10年間の心筋梗塞や脳梗塞の発症確率を「低・中・高」の3段階で評価した区分です。

日本動脈学会のHPでリスクを計算できます。 ☛これりす君

ぜひ軽い気持ちで放置せず、一緒に将来の動脈硬化を予防しましょう!