むくみは医学的に「浮腫」といいます。
原因はつぎのような病気です。
両方とも
● うっ血性心不全
● 慢性腎臓病・ネフローゼ症候群
● 薬によるもの・・・血圧の薬(カルシウム阻害薬)、痛み止め(NSAIDs)、ステロイド、ピル、糖尿病の薬(ピオグリタゾン)、痛み止め(プレガバリン)、三環系抗うつ薬、甘草など
● 肝硬変
● 甲状腺の病気
● 貧血
● 栄養状態が悪い
● 高齢・運動不足
● 女性の場合、月経前症候群
片側だけ
● いつも静脈の流れが悪い(静脈の機能不全)・・・両側のこともあり
● リンパの流れが悪い・・・手術でリンパ節をとってしまった、炎症、肥満など
● 静脈に血栓ができた(エコノミー症候群)
※その他原因がわからない特発性の場合もあります。
「足が夕方むくんで朝になったら治ります」という場合は問題がないもののことがほとんどですが、
急にむくみが出現したり、ひどくなっていく場合は病気のことがありますので内科で精査を受けてください。
足のむくみの原因を調べる検査
● 血液検査
● 心臓超音波検査
● 下肢静脈エコー
足のむくみの治療
治療はそれぞれの原因に合わせた治療となります。
むくみの原因には心臓や腎臓の病気によるものなど放置すると大変なことになってしまう病気もあります。気になることがありましたら整形外科の受診・リハビリ通院の際でもお気軽にご相談ください。